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STRAWBERRY MOON

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恋アマ桃 SS 桃の節句

Category - 恋アマ桃
【多分もうすぐ50000拍手です。ありがとう記念】





ユノは「おっさん」って言われるとちょっと傷ついたような顔をする。



それが可愛いくってつい弄ってしまう。

そしたら最近、
俺に秘密でダイエットをし始め、髪型や服装なんかも気にするようになって

若作りしようと必死で


定期券を見たら最寄り駅の1つ先だった駅名が2つ先になり

「早出が多くなって…」

って言い訳しながらそそくさと出勤していくようになった。



朝はゆっくりユノを堪能したいのに


本気でおっさんって言ってるわけでもねぇのに
っていうか、おっさんなユノも好きなのに


かっこよすぎて言い寄られても困る。





今年のバレンタインなんか、紙袋いっぱいに手作りチョコや高級そうなチョコ

それを俺に隠すようにクローゼットにしまい込んでた。



…捨ててくりゃいいのに
って、そんな人じゃないって分かってるし

バレねぇと思ってるユノが余りにも恋愛指数低すぎて…

クソかわいくて許してしまう




毎日中身を確認しても減らないチョコに
かわいさがマックスで、

マジでかわいすぎるユノを毎朝攻めたててしまう




胸だけをユノの好きな指で攻めるだけで弾ける白濁
火照りきって秘所を晒し

「なぁ…、」

と強請る姿が「にゃぁ」と鳴き腰を高くする猫みたいで


鼻血が出そうなくらい興奮する




どうヤれば気持ちいいか、どんな風にされたいか、


素直過ぎるくらい素直に
俺に教え込むってことをいつの間にか遥か超えて


エロ過ぎるおっさんイチゴに変貌していった。




俺だけのユノ
手放すなんて絶対考えられない。


…爪研いで狙っている
女狐どもに掻っ攫われてなるものか、と

日々「俺のもんだ!手を出すな!」弁当作りに力を入れ牽制してもなお


こんだけモテるってなんだよ。と




ドンへさんに探りを入れたら、
結果、俺の弁当は人目に触れないようひとりニヤつき食ってるっていう…


アホユノ!



チョコも
手渡しでは受取り拒否っていう情報がまわり
出社前にデスクに積み上げられてたとか…




本当に女どもは厄介だ。










「あ、のな。午前中から出勤なんだ。」




土曜なのに…、俺にだって計画が、

夕方の配信までは「桃の節句」俺のセックスを充実させようと…

1日2日くらい、寝不足だってどうにかできる

ユノを堪能し切れれば、満たされんのに




「それ、午後からとかに出来ません?
休みの日じゃないとユノを満喫出来ないんですけど。」


「…だよな。チャンミンには配信もあるし、
俺が合わせないといけないとはわかってはいるけど、」




…って、アホか。

ユノがどんだけの地位にいるか俺だって知ってる。



今は俺の方が数百倍稼げてるけど
そんな俺に育ててくれたのは他でもないユノだし
こんな博打みたいな職業いつ吹っ飛ぶ分からない。


そんな下手に出なくたっていいんだ。





…朝のセックスだって、ユノが負担なのに受け入れすぎだよ…


ったく、どこまで甘いんだ俺に…、






「何時まで仕事なの?」

「…多分、4時には帰って来られるけど、」


「日曜は?」

「日曜は休みだぞ。」


「…じゃ、日曜たっぷり、ね?」

「……、あぁ、悪い、な。」




全然悪くねぇし。本当に……、ぁ、

たまには休むか、



ユノが出勤したら早速…



配信お休みを購読者にお知らせを出して
ベッドに潜りこむ

最近休んだのなんてほぼない。
大会移動とかの日くらいで

飲みにも行ってねぇし、
馬車馬の如く働きっぱなし


…ユノに認められたくて、必死に走りぬいてきた








「…チャンミン、チャンミン…」

「んっ、ゆの、」


「おまえ具合悪かったのか?
配信休みって、すぐ出しただろ?」


…あ、そういやユノもサブスク登録したまんまだったっけ…


「メールも電話も出ないから、心配で。」

「ごめん。爆睡してた…、
いや、たまに休もうかと思っただけで、」

「でも、おまえ熱い。」


言われてみると、カラダの中が熱い。
…クソ、……悪さ考えると…コレか、


「薬とか夕ご飯とか、貰ってきてもいいか?」

「薬はありますから、」

「ん。わかった。電話で頼んでみるな?」



両親の店が徒歩10分っていうのは、こういう時は有り難い

まぁ、ユノがココ選んだ基準が俺基準ってことなんだけど

自分家よりも俺んち優先してくれて…


本当に俺に甘すぎる。




「アキちゃんが持ってきてくれるって、」

「じゃ、こっち来てよ。」

「ちょっと待って、俺がばい菌持ち込んだのかもしれねぇし、シャワーだけ…」

「ん」



ユノは両親だけじゃなく、ねぇちゃんや姪っ子にも好かれてる。


…多分、電話口でアタフタするユノの様子に俺が大病とでも思ったんだろ

それか、ユノ見たさ、かな?

配達まで引き受けたアキ姉は昔っからユノファンだし

俺が乗っかってる方って知られたら殺されるかも…



サイドボードの引き出しから体温計を取り出して…、、あぁ38度くらいか

って、ユノが菌持ち込まなくたって、俺も買い物くらい外に出てるし

最近寝不足だったから疲れだろ。


新しいやつの攻略にぶっ込んでたから…、







「やっぱ酷そうだな。」


…あ、また落ちてた?
水枕と優しいユノの掌、心配そうな顔


「持って来てくれたから、ちょっと食って薬飲まなきゃ。」


「…せっかく桃の日だったのに、」

「は?」


「日本伝統の桃祭り。俺祭り!」


ちょっと違うけど、詳しく話すのメンドイし

その言葉に、そっか…なんて言い、ユノの甘やかしモードのスイッチが入ったのが見えるから、そのままにする。



「チャンミン、ちょっと待ってろよ?」


甘やかしモードに入ったユノは甲斐甲斐しい

小さなテーブルまで持ち込んで来て、ジュースやらポカリやら水やらを並べ


「どれがいい?」


と指を指していき、俺が頷いたポカリの蓋をとって、水差しに入れて口元に持ってくる。

…重病人看護みたいだな、
でも…うまい、


「お粥くらい食べれるか?」


首を振ると今度はプリンやらイチゴやらゼリーやら持ってきて並べ始める。


…なんか、今日はトロトロに俺が甘やかされてるな。

ユノに心配されるのは凄く心地いい。


「ユノ、」

「ん?」

「やっぱお粥食う。」

「わかった。待ってろ?」


優しく頭撫でられんのが気持ちいい。

ふわり、と空気が揺れ
優しく腕を回し起こしてくれるユノの体温が気持ちいい。

抱きしめ合ってるみたいな格好、
カラダが怠くなけりゃ押し倒すのに…力入らない…



「インフルかな?
いつでも病院連れてってやるからな?」

「ん、食ったら薬飲んで寝る。」


お粥を茶碗に移し、食わせようとしてくるからそこは断って自分で食べ薬を飲む。


トイレに行くのだってユノにお姫様抱っこされ



本当にずっと変わらず、俺に甘すぎる。



「ユノ、移るよ?
あんた喉弱いんだから…」

「だいじょぶ。予防接種もうけてるし。」




ユノの口癖は「だいじょぶ。」
いつでもそう言って俺を抱きしめてきた。


ユノの体温が気持ちいい。


俺の目論みははずれちゃったけど




ユノの掌が頭を撫でたり背中をさすったり
…凄く心地いい。


「頑張ってるな。チャンミン、
俺、もっと頑張るからな。」


「…あんま、頑張んなよ。
コレ、ユノ心配熱、だと思う…」


「へ?」



「あんたがモテすぎだから、心配で熱がでたんだよ、
カッコよく…、なり過ぎんなよ。ユノ。」


「チャンミンのがモテるじゃん。
俺、つりあおうと必死なんだぞ?」


「ユノの顔は、年齢不詳系顔だから、無理しなくたって年の差なんてわかんねぇよ。」




いつもは言えない甘えた言葉ばっか出てくる


そんな俺を抱きしめ続け
俺のカラダん奥まで優しい音を響かせてくれる


セックスとは違う安心感


ユノは俺の女神みたいだ。
俺だけのマリア様


…こうしているのも、いいな、


そう思いながら、俺の日が過ぎていく



いつでもどんな時でも、
喧嘩してもなにしても


こうして俺のことを1番にしてくれるユノだから、強くいられる。



ユノがいて俺がいる


それは変わることはない。
これからもずっと、






桃の日 end〜



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いつも読んでくれてありがとう♡
いつもの時間はいつもの辛いやつです。はい。
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Category - 恋アマ桃

6 Comments

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2018/03/04 (Sun) 04:56 | REPLY |   

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2018/03/05 (Mon) 01:20 | REPLY |   

僕猫  

レ◯ニ◯さんへ

あま〜〜い?w
よかった(о´∀`о)

え?バレンタインエピソード…ユノさんらしい?w
そっか。そうなんだ(//∇//)

あ、チャンミンの稼ぎ額に目がいっちゃった?
2度見?ふふふ。CMとかね。自分仕様のゲーパソ販売とかね。
賞金とかねw

ドネーションだけの稼ぎじゃなくなったチャンミンは大金持ちなのだ。なのに変わらぬ2人が愛おしい←ぷ

甘やかしユノはね。ふふふ、
常にチャンミンを甘やかしたくって仕方ないどハマり愛の結晶だからね。
よし、きた!っていうユノだと思うの。

エロんだとチャンミンに啼かされっぱなしだからね。うふふw

書いて良かったぁ。喜んでもらえて幸せ♡

2018/03/05 (Mon) 09:58 | EDIT | REPLY |   

僕猫  

し◯んさんへ

謝らないで?し◯んさん。
僕猫の脳とリンクしやすいんだね?
嬉しいもドキドキも苦しいも、ね?

そっか。そっか。
うん。そうだよ。私だってSHINeeを応援に行ってたら多分書けない気持ちと書きたい気持ちとグルグルっとなってたと思う。

僕猫はトンペンって言っていいのかってくらい、ファン歴は浅く
SHINeeのことも、ツベやらネット上に落ちてるものを拾い集め始めたのがここ1年弱
娘がSHINeeの曲が好きで2人でムフっと聞いてたり…
ジョンヒョンさんが亡くなった時、1番最初に頭に浮かんだ映像はSHINeeが初めて(?)音楽番組かなにかに出た特集らしきもの
親御さんたちとハグしあって、みんな笑ってる中、ジョンヒョンさんが笑い泣きし始めて、それをメンバーが抱きしめて…っていう

そうやってみんなで支えあってきた子たちだもの、
ライブでもきっと、苦しんでるファンや悲しんでるファンの心を精一杯受け止めて、空にいるジョンヒョンさんと共にという気持ちで歌ったのだろうな。と思うと、
あぁ、なんでこんな時にこんな苦しいお話、と思う。

お話がちゃんとハッピーになるのかって言ったら、シコリも残るハッピーエンドかもしれない。
だから、し◯んさんの言う通り
心が落ち着いて、よし読めるって時に読んで貰えたら嬉しいな。
だから謝らないで。ね?

恋アマで喜んで貰えて嬉しかったよ(о´∀`о)
書いて良かった!ありがとう♡

今はゆっくり心休めて無理しないでくださいね?
リアルトンで鼻血ブハってましょう♡ね?
愛溢れ漏れ出し2人にチャンミンじゃないけど鼻の下伸びてる僕猫

今話辛くて、甘々に逃げたくなって書いたお話
ふふふ(●´ω`●)よかった♡

2018/03/05 (Mon) 10:30 | EDIT | REPLY |   

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2018/03/06 (Tue) 23:24 | REPLY |   

僕猫  

し◯んさんへ

し◯んさん、お返事遅くなってごめんね。
いやいや、いいんですよ。
お話の感想じゃなくっても、それぞれ思ってる想いで作られてるこの場所ですから。

好きだと書いてあった曲聴いてみました。
うん。とても心に響く深い詩ですね。
娘と聞くとどうしても明るくド派手な曲に目がいっちゃいますが歌詞を噛み締めながら聴くと違って聞こえてくる。
そうだね。うん。
そんな愛になっていけるといいな。

暖かいパワー?僕猫の話が?
わぁお!
では、切なさの中に暖かさをしっかり見つけ出さなくっちゃ。

ありがとう。し◯んさん(*´ω`*)

2018/03/08 (Thu) 10:47 | EDIT | REPLY |   

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