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STRAWBERRY MOON

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音 49

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チャンミンは何も聞かずに俺の隣にい続ける。




なんで手を払ったのか
なんで俺が黙りこくってんのか




何も聞かずに
視線は落とし気味だけど前を見つめ
いつもの俺らのペースで、歩く


駆け寄り追いついたものの…半歩あと

俺はそんくらいの距離感で歩くことしか出来なくて




俺は踏ん張れば踏ん張るほど歪む。

自分で分かってる自分の厄介な性格
頑固は親父譲りで、普段はお調子もんの癖にいざとなると何も言えなくなんのはお袋譲り


って、人のせいにしてる場合じゃねぇよな。


そんな歪んだ凹みに水が溜まり溢れて
俺はすぐ飲み込まれる




大声で叫びたくなる感情

叫び、わめき散らし、
周りに当たり散らしたくなる激情…、



そういうのに蓋すんだけで、精一杯の俺


飲み込み続ける空気が体ん中で膨らんで破裂しそうで、カラダが重くなる。


指先まで鉛になってくみたいに…










店まで付かず離れずの距離でふたり歩き
部屋に入るとすぐ洗濯物を纏め始め


手が、止まる







…俺のせいでチャンミンが噂されてるって
アイツは鼻で笑って言ってた






チラリ、とチャンミンに視線を向けるけど
シーツ類を剥がし、畳んでる。



…チャンミンは、何か言われたら、なんて言い返すんだろ、

どう、切り返すんだろ…




言われた言葉が心にへばりつかないようにするためにはどうすりゃ良いんだろ、




『おまえが有名人だから彼も大変だね?
いいとこの坊ちゃんらしいじゃん。
未来の社長夫人狙い女子が結構いるらしいけど
まぁ、彼にしたら何事も経験的な遊びってやつ?』




そうやって一番俺の弱いとこを、

俺を傷つけようとする言葉を選んでんのがわかるのに簡単に傷ついちまう俺、





『年下誑かすとかやるじゃん。
犯罪級だね?色々教えてやってんの?

まぁあっちもおまえで好都合か。
おまえならこどもも出来ねぇし遊ぶにはもってこいだよな。』



…チャンミンは、そんな奴じゃない。
親父さんに叩かれてでも、俺への気持ちを真っ直ぐに…



でも、その言葉も飲み込んで
興味ねぇって顔で、睨み見下ろすしか…




そんな俺に勝ち誇ったようなあの顔


俺…なんかしたか?
そこまで言われるようにこと、なんかしたのか?

なんで俺に構うんだよ、ほっとけよ。


言いたい言葉はあんのに、
それ…言ったら、益々面白がって言われんじゃねぇかって、そんなことばっか頭巡って…


チャンミンは…、チャンミンも、

…大学で何か言われるかもしれない
いや、もう言われてんのかも…









けど、

今も…さっさと洗濯物を纏めて
荷造りしてくれてんのはチャンミンで

あたり前のようにおまえはついてくるって言う


一緒に家まで行くって…


俺の目は見ないけど、淡々と…、淡々と
いつもどおりに











「…ユノ、やっぱりシーツだけはコインランドリーにしません?」


「へ?」



「あ、そこ、右にあるっ!」



突然の提案に、ウィンカーを出し
バックミラーと対向車を確認してその駐車場へと頭を突っ込む。





「は、早く言えよ。そういうことは。」


「今思いついたんです。」



サラっと流して、ドアを開けバチンっと閉めてく、


あたふたしてる俺を残し、裏の荷台のシートをチョロっと捲る姿



…チャンミンの思考スピードについていけねぇな。

あと、行動力



俺がシートベルトをはずしドアを開けるころには、丸けたシーツを持って中に入ってってるし


追いかけ中に入れば、

シーツはすっかり洗濯機の中
指はコインを投入してるとこで…





「乾燥まで3時間もかかりませんね。
帰り、ピックアップしていきましょう?」



そんな感じで強引に決められ、車に戻るようにっていう感じの視線に促される。




…怒ってる雰囲気ではない。

けど、何かに挑むようなそんな、







「…夕立、来そうですね。」






そんな目で空を見上げ

その瞳が俺へと落ちてくる。








「ユノ。忘れないでください。
僕がいるってこと、絶対に忘れないで、」






「…忘れるわけ、ねぇだろ?」


「なら、あなたに任せます。」



「…なに、を?」



任せるって…、
チャンミンはなにを?








「…行きましょうか。待ってますよね?」


「ん、あぁ、」



店出る時にお袋に電話したら、夕飯食ってけって言ってたけど…、



「ほら、行くよ。ユノ。」



そう言い
やっと笑顔が…、




ただおまえに微笑まれるだけで、
あったかくなる



ホッと息が吐き出せる…、



それだけで、
カラダが少し軽くなるから不思議で




俺が車に乗り込めば
隣にヒョイと乗り込むおまえをつい見つめる

脚の上に手がポンっと乗るから
その手を握りしめる。


同じ力で返ってくるのは、いつも同じ


…そう、だよな。チャンミン…
俺はひとりじゃない









家に着けば、
待ってました。とばかりのお袋と


チラリ、俺たちを見たくせに明後日の方向き
「おまえらも今日は呑むか?」なんて言う親父で



…認められてんのか、と思ってしまうような…



外ではあれだけど、家では、
チラリ俺の姿を見ても声などかけて来なかった親父が

ぼそり、と



存在さえ無視するように
いつもなら…、黙りこくってんのに






「君はまだ呑める歳じゃないか、」



「…まぁ、年齢的にはアレですけど、」


「そうか。」





そう言いながら
チャンミンにグラスを渡す親父は、

…少しずつ、俺たちを、









「急だったから、簡単なものしかないけれど夕飯にしましょう?」



そんなこと言いながらもテーブルいっぱいに皿を並べるお袋も、





「すごい、美味しそうです。
いつもありがとうございます。」



そう言ってお袋たちを優しく気遣うおまえも
俺が…、

俺が、守りたい大切な…、







親父が機嫌がいい時
いつも針を落とすレコード


ブチプチ、っとアナログな音を立てて部屋を音で満たす





過去の音まで、優しい味わいに変えたように
揺れて回り音が変わっていく


過去と今を回る



未来に残す浅い傷をつけながら









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今日も読んでくれてありがと!…やっぱ減るよね〜。僕猫もそう思うけど脳内映像忠実に書き起こし中。一緒にヤツを怒っておくれ←はぁ…アホな子
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6 Comments

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2018/05/27 (Sun) 14:31 | REPLY |   

僕猫  

ス◯フ◯ン◯ばさんへ

ふふ。いくらでも叫んでください(o^^o)

ん?頑張れって言っちゃいけないの?
そうなんだ(´⊙ω⊙`)
でも頑張れって言ってあげたくなっちゃうの?
ん。そうだね。うん。
感情移入嬉しいよ。いつも感情移入して書き起こししながら怒ったり泣いたりしてる僕猫←アブナイ?w
頑張れって言葉は一緒に頑張る人は言っても良いと僕猫は思うよ。うん

2018/05/28 (Mon) 05:15 | EDIT | REPLY |   

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2018/05/28 (Mon) 07:31 | REPLY |   

しあん  

僕猫さん!

私も怒る!
ひどい、ひどい、最低!
僕猫さんのお話の中でも、
こんな下劣な言葉聞いたことないほど!

ゆの、頑張れ!

ちゃんみんの「任せます」って言葉、、
何を意味するのかな、、、
あいつとのこと知ってる?
それに対する落とし前?

それとも、何があってもちゃんみんを
愛し続け離さないというゆの覚悟、、、?

でも、これ序章なの?
ドカンとって、、とても心配だけど。

だけど、ゆのが踏み出したから
お家に帰れたんだよね。
お父さんとの関係も少しづつ修復できそうな気配だし。
レコードの音ってなんかやわらかい暖かさがあるよね。

闘わずして勝利は得られない!

頑張れ ゆの!
そばにいてね ちゃんみん!

2018/05/28 (Mon) 12:08 | EDIT | REPLY |   

僕猫  

レラニムさんへ

オンニもお疲れ様!
そういうことって、オンニみたいな縁の下の力持ちがいなければ成り立たないこと。
大変だったでしょ?暑かったしね。ありがとう。オンニ。

最近では、PTAって必要?って話も出るけどさ、
公立でお世話になるってことは、まぁ自分も税金納めているけど、公的資金で中学卒業までだけで1000万ものお金をかけて子どもに教育を受けさせて貰ってるわけで…
その他にも医療費、補助金…と、国に助けられてるわけでしょ?
私は子どもたちに自分が出来ることくらいしてあげたいんだよね。
人に任せっきりじゃなく←語るw

私のやってるボラもお子さんが卒業されてるのに地域の力としてお手伝いくださってる方もいるの。
だから、僕猫のちょっとした苦労くらい微々たるもの。
貢献出来ることはする!これが終わったらパソコン教室だw
オンニには愚痴るけど、やってる時は笑顔!元気!前向き!をモットーに←ぷぷ


ふふふ。
そっかそっか。じゃあ、僕猫、任された!←ぷ
って言っても、僕猫すらわからないこと多いけどw
今日チャンミンの心の一部は分かるかな?うん。
一歩一歩確実に進むユノが見られるかもしれません。ふふふ

あ、オンニは泣くかもだけど、ね?ふふふ

2018/05/28 (Mon) 13:34 | EDIT | REPLY |   

僕猫  

しあんさんへ

お!しあんさん。

でしょ?うーん。と悩んだんだよ。僕猫。
この物言い、嫌な言葉だな。省いちゃおっかな?って

でも…忠実に書いてみました。
そんな人とユノは出会い苦しみ、でも、それでもっていうユノがきっとあるのかな?と、

このふたりは、試練とお互いを理解する。その両方が同時進行で
僕猫自身が苦しいゾーンだったりもします。
そんなふたりが奏でる音はきっと、人の心に響く音かもしれないと
その希望を胸に突っ走ってますよん。


しあんさんは、ユノとチャンミンの心に寄り添って、最後まで見届けてあげてね?


今日もありがと(〃ω〃)ふふふ。

2018/05/28 (Mon) 13:42 | EDIT | REPLY |   

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