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我はわれ也 40

Category - 我はわれ也








キュヒョンがずっと何か言ってる。


けど僕は、
僕の心に芽生えた疑念が振り払えずに

うわの空だ。





目に見えるもの
見ようとしてこなかったもの


気付いても蓋をしようとする無意識の意識


僕をあまりにも知ってるような口ぶり
きっと、会社以外でも…会ってた、









「おい!チャンミン!
って、おまえ聞いてねぇのかよ。
恋い焦がれって顏でもないし…」

「ん。ごめん。気になる事が出来ちゃって。」




靄がかかって先が見えない。
ピースが揃ってるのに、組み込むのが怖くて

でも、それは…
SEとしては、失格だ。




「俺に話せること?」

「まだ僕の中でも整理も出来てないし確信もないので、」

「そっか。」



キュヒョンは無理には聞き出そうとはしない。
いつも僕のペースを崩さず待ってくれる。






「キュヒョナ、僕がユノを好きでも親友でいてくれますか?」

「あたり前のこと聞くな。
付き合うのに反対だって親友は親友だろ?」


「そっか…」




「俺は反対だからな。」




僕だって、どんなユノでもずっと愛してく

いいことも悪いことも
苦しいことも嬉しいことも

そのままのユノ、と
ずっと…恋人でいたい、一生






靄がかかってものは、置いておいて
今、目の前にある課題に取り組む

それは必要で、全てが繋がってたりする。
靄を割く糸口


何かの糸口
それはもう僕は知ってるはず…




「どうして反対なのか
…、理由、聞いても良いですか?」


「良い噂聞かない奴と付き合うって聞かされて、良かったな。頑張れよ。なんて言う奴いねぇだろ?」

「そっか…、でも実際は誠実で一生懸命で、こども達の笑顔を作っている人ですよ。」



キュヒョンを使って頭を整理してく



「生産性もない男と付き合うことねぇだろ?
チャンミンだって生産性ねぇこと嫌いじゃん。」

「確かに…、でも生産性はあるんですよ?」

「こどもできねぇじゃん。」



「ユノといたら、それと同じくらい価値あるものを作れそうな気がするんです。」

「勿体ねぇ…」




ユノの夢は壮大だけど、そこにユノの何かが隠れてる。



「人の夢を継ぐって、どんな心理からくるんでしょう?」

「共感?共通意識?師弟関係?
なんだよ。俺を説得しようとしてるわけじゃねぇのかよ。」


「ごめん。頭ん中整理したくって。」



そっか。やっぱり…
あながち僕の推理は遠からずってところかな。

共感…、共通意識…、師弟関係

…おふみさんとユノ、切れない繋がり






「キュヒョナだったら、自分が死ぬってわかってたら、愛する人に告白する?」

「しねぇな。そんなの相手苦しめるだけのエゴじゃん。」


そっか。


「ありがと。キュヒョナ。」





どっちにしても僕は僕の出来ることをするしかない。

求められてるだけじゃなくって、僕も求めてるんだから…

ユノも言ってた「おまえはおまえ」

そう、僕は僕だ。






「…チャンミンは俺を説得したいって思ってたんじゃねぇの?」

「ですね。でも、辞めました。」


「なんで?」

「キュヒョナは僕がどんな僕でも親友でいてくれるって信じられたから。ですね。」

「ずりぃな。」





やっとキュヒョンの顔を真正面から見れる。

どう思われるか、じゃなくって…



「僕もどんなキュヒョナでも、ずっと親友でいる自信あります。」

「それもズルいだろ。そう言われたら、ったく…」





キュヒョンが認めたくなったら、認めてくれればいい。

僕は嘘はつかないけど、大切にしたいものは僕の中だけで留める。





「…まぁ、相談したいことあったら言って来いよ。」

「来春までにユノの家に引っ越そうと思います。」


「はぁああ!なんだそれ、その急展開はなんだなんだよ!」




本当にキュヒョンまで振り回して、僕は何やってんだろな。



でも、自信が持てた。

どんな僕でも親友と思ってくれるって
キュヒョンが言ってくれたから


僕もそれで良いんだって思えたんだ。







‘着いたよ。大丈夫?’

ユノからのメールがお昼を告げる。




「もうお昼ですね。ラーメンでも食べに行きましょうか。」

「…はぁ、行くか。」



僕を見る目は変わってないね。キュヒョン
本気で心配してくれただけだ。

それが僕の勇気に変わるんだって
いつか素直に言える日が来るかな…


まだ気恥ずかしい


そこまでの自分じゃないから






‘無事着いてよかったです。僕は大丈夫。’

‘でもユノがいないのは寂しい’


僕の気持ちも添えて、ユノに返信して…





‘俺もだよ’

ユノの気持ちを抱きしめる。






隣でキュヒョンは呆れた顔をしてるけど、
いつものように一緒にラーメン屋に向かう。




多分、これでいいんだ。


キュヒョンはキュヒョンで僕は僕、
ユノはユノ、なんだから




僕は自分の足で歩き続けるしかない




それが
ユノに繋がっていれば…、いい

この雲ひとつない青空みたいに





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